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第5回コミュニケーションパーティ《57の会》

去る4月26日(月)57の会、四月度のコミュニケーションパーティを開催いたしました。

場所は上野池之端香林坊です。今回もたくさんのご参加をいただきました。
コミュニケーションスピーカーにサイゼリヤ代表取締役会長の正垣泰彦氏にお越しいただきました。

現在、景気低迷にあえぐ外食産業の中でも多くのお客様を集めているサイゼリヤ。その経営の考え方をご披露いただきました。

サイゼリアの考え方は、科学(サイエンス)です。

売上=客単価×客数。しかし、客単価はなかなかふやせない。ならば単純に客数が増えればいい。

人気店とは「並ぶ=儲かる」ではありません。それはもたついているだけです。

売上があって儲かるのは当たり前、売上がないのに利益が出ているのが良いのです。客はいないが利益が出ていることが理想的でなのです。ビジネスは投資を少なくすれば儲かる、だから内装に拘る店はつぶれる。と見方を変えることを

メラミンの件やBNPパリバ証券とのデリバティブによる巨額の損失などサイゼリヤにとって逆境となる事件がありました。しかしすぐに情報を開示し、多くのお客様や株主にお詫びの姿勢を示したこと。これによって逆に宣伝に…。広告費を使わなくても広告になりました。
また結果として新卒の就職希望者が5000人超集まりました(採用は300人程度)。

と、見方を変えることでピンチもチャンスになることをお話くださいました。

そして、サイゼリヤの考えるサービスとは?

最高のサービスを求めません。それは机上の空論。現場を知らない人がいうことです。でも二度と行きたくない、を避けるため、最低ラインを決め、それを下回らないようにすることです。店長への教育は、精神論ではなく具体的に何をするかを文書で伝えます。

不景気だから現在のサイゼリヤにお客様が増えるのは当然です。ですから駄目になったときどうするかを考えるのが私の仕事です。

科学(サイエンス)とは自然の法則を知ること。人のために正しく仲良く、会社の目的は自分と人のため。人のためを優先し見返りを求めないことが一番、とお話くださいました。

考え方を変えること、正垣氏のお話は大変参考になりました。

また今津より新規出店のお話もさせていただきました。

今回も盛況の内にお開きとなりました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

次回第六回のコミュニケーションパーティは10月を予定しております。