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第149回 「今津久雄的こころ」    令和 6年12月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄

 今の若者?Z世代?は「働くことは食べるための手段」とか?言われています。真実のほどはわかりませんが、仕事を身につけるとか出世とかは求めていない人が多い・・・とか?しかし本当でしょうか?全人口的に見れば多いのかも知れませんが「飲食業は独立しやすい業界」ですから「中には、独立・自営を目指す若者もいるはずです」トップのあなたの「訴求姿勢・方向性」さえ明確にすれば・・・と。中でも「ラーメン店」「うどん店」「丼店」「餃子店」等「単品営業しやすい店」は小規模で出店費用も低額で済むし、従業員も最低数で回せます・・・そこから「スタートで、規模や業態を拡張していく」という方法が取りやすいと思います。

 コロナ禍のときに「ケータリングの工夫を」と申し上げましたが、今もその傾向が残っているようで、今年の倒産店舗はラーメン店が多く、中華料理店は少ないと言われています。原因の一つは「ケータリング・出前できるかできないか」だと・・・出前中に麺が伸びて・・・と理由は把握しやすのですが、さらなる工夫?は無いのでしょうか?「食べる人の時間に合わせる工夫・方法」は?

 聞いた情報ですが「ラーメン店に3時間いるお客様」とか「餃子とラーメン注文して、餃子が先に出たら、順番が違う」と苦情言うお客様。コーヒー一杯で3時間・・・とか、色々あるようですね。前職時代「お客様は神様では無い」「お客様はわがままだと思え」と社員に言ったことを思い出します。無論お客様は、最も大事は方ですが、「わがままだと思っていれば、腹も立たずに土下座もできる」という「心の余裕を持てるように」という意味で教育に使いました。お客様の滞在時間に制限を設けたり、追い出すようなやり方はいただけませんが、長時間の滞在顧客も回転率からも課題の一つですね・・・店の姿勢や態度も重要になってきますね(常日頃から)あるラーメン店で、滞在時間制限の張り紙をしていたところ、3時間居座り警察の出番で逮捕?とか(これは特殊な事例でしょうけれど・・・)

 飲食店に限らず「有名」になることが人気・繁盛の条件の要因ではありましたが、今は「有名になりたくない」ということろもあるようですね。昔のようにテレビ時代で、放映されると有名店・・・から、SNS等の時代になってくると「知られると、その反意的な情報も拡散される」「その修正のほうが大変だから」だそうです・・・作家や著名人もそういう風潮でマスコミ敬遠だとか・・・