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第147回 「今津久雄的こころ」    令和 6年10月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄

 10月1日来春入社内定者を集めた内定式や研修が多くありましたね。コロナ以来やっと活発になってきました。どの企業も「新たな力を必要としています」経営者としての責任が大きくありますから「充分熟慮・配慮」の上、新入社員に将来の方向性を「具体的」に示してあげていただきたいものです!

 土門拳という写真家(昭和時代)が「気力は目に出る」「生活は顔色に出る」「教養は声に出る」さらに「秘められた感情は口のまわりに出る」と、言われたそうです。経営者としての「自信と責任」は誰でも同じですが「つい、現況に満足したり、うぬぼれたり、自己満足、自信過剰になったりして」初心忘れたり、ジコチューに・・・と色々な人がいるでしょう。貴方は大丈夫でしょうか?「具体的に」「方向性」を示さなくてはなりませんよ。会社の方向性と「社員の将来の方向性」を・・・「入社・ご縁ある社員」を同一視して見てはならないのです!各自の個性発揮で就労してもらうこと・・・が大きな要因の時代になってきていることを自覚しましょう。

 前職時代「ビッグステップ21」という指針で具体策を社員に示しました。「オリンピック年の4年に一度自分の将来と今の位置を確認しよう」というものです。今の立場・役職、次の4年後への想像、具体的位置や予想等を項目別に自己チェック、上司の評価も載せ「具現化」しやすくして表現していく・・・というようなものでした。又、入社後「3つの方向性」を示しました。「会社幹部を目指す」「職業のエキスパートを目指す」「独立自営を目指す」でした。今の立場や将来を見つめやすくしたつもりでした。社員全員が幹部になれるわけではありませんし、手としてだけの労働力だけでは使い捨てになる・・・各自の個性発揮と、貢献度を高めたかったからです。定着率の向上には少しかも?ですが繋がっていったように思います。日経新聞や、日テレで社員がやめない会社としても取材されました(当時担当の関東地区)研修中の取材も受け、オンエアーは一部だけ・・・コメンテーターの渡邉美樹氏(和民創業者)が「こんなことまでやっているのですか~~」で番組終了。後、・・・申し訳ない「でもやらなきゃだめ」と言おうとしたけど時間なくて・・・と電話いただいたり、視聴者から通う店の社員の笑顔見て「あの店のあの娘の笑顔は作り笑顔だったのか!」とお叱り?電話があったりしました・・・

 どの道も「一歩一歩の挑戦」「元は、社員にあり」ですよ!