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第138回 「今津久雄的こころ」     令和 6年 1月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄   

  今年もよろしくお願いします・・・

昨年暮れに、イーロン・マスク氏(元ツイッター・現X経営者)の「日本滅亡論」があちこち取り上げられている・・・出産数激減からだ・・・日本滅亡は別として、労働人口が激減して居ることだけは実際実感のさなかのことで、あちこちの業種業態で「手不足」を訴えられている。その1位が「飲食業」(82%が手不足)2位「旅館・ホテル業」(73%)以下、派遣業・メンテンナンス・警備・小売業等々と続く(東南アジア諸国の人々が円安日本を避けて就労者数減も)

その昔は「社畜」と言って、企業に飼われているかのように働き、稼いだものだったが・・・今は「パ畜」以下になるのかもしれない・・・と。(パ畜=パートタイマーを中心に、自分都合で働き生活することを言う)加えて、人間労力に変わって「ChatGPT」や「AI」ロボットの労力で作業・仕事をこなす部所も多く出てくるようになります。以前から「飲食業は対人接遇商売」だから、「機械化されても大丈夫では・・・?と言っていましたが、今や「運搬ロボット」「調理ロボット」「受付ロボット」・・・と、接遇面へも進出し始めている状況です。やはり不安は募るのでしょうね。責任感や、出世欲や、時間規制等々に「反発思考」的若者が増えてきているのも大きな要因の一つのようですね・・・Z世代の特徴でしょうか?

雇用する側として、最も重要なことは・・・?と考えなくてはならない今、経営者のあなたの「考え方が最も重要」になります。私の時代は「行け行けドンドン」でしたから、目先の目標を「具現化」将来を「可視化」と言っていましたが、これからの時代は・・・?難しいですね「タイパ」(タイムパフォーマンス)を良くして「働きやすく」「選択できる」ように表現しなくてはならないのかもしれませんね(正直、充分理解しているわけではありませんが)*気軽に働ける

*責任が無い*時間が短い・自由・・・的なことでしょうか?

 とは言え、正直これで人が増えても大丈夫ですか?やはり「人材確保」とは言えない不安な部分が多いですよね。やはり「2:98の法則」通り、自力で線路を開拓する人(2%)と、他人の敷いた線路に乗る人(98%)2%か、98%の中でも「幹部候補者」的人材を「探し・育成」する方法を考えなくてはならないのではないでしょうか。あなたの「企業理念を明確に」「色々な進路があることを表現し」「入社した人物の個性が発揮できる」ような工夫をしながら・・・