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第128回 「今津久雄的こころ」     令和 5年 3月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 先月号でも述べました通り「教育が変化」しているのかも知れませんね・・・私の時代は、複数兄弟がいて、親や学校の以前に「まず兄弟」が教育?してくれましたね。反感や反発感もありながら、親が調整?してくれたり・・・そして「学校」という「公共性ある場所」で教育された・・・そして社会人になって「会社」「職場」で「教育」というより、仕事を教えられた・・・というのが実情でした。それが30年くらい前からでしょうか?「会社で人間教育しなくてはならなくなってきた」?特に飲食業界では?つまり、家庭や社会環境的に「個人重視?」的風潮の現れからではないでしょうか?少子化も大きな要因の一つのように感じます。

 ともあれ、会社で「社会人教育」して、組織人としての教育をして、仕事の教育・・・と、なってきたのですね。人口減の日本や中国は「滅びる」という評論家が多く居ます。2年後?には、インドが世界一の人口国になるようです。又アメリカとの時差12時間も好都合で、多言語国家のインドでは英語も多く話されるようです。ビジネス的にも中国を抜く可能性を充分秘めているようですね。

 さ、飲食業界の教育・・・コロナと共生時代、昨日、一昨日銀座に行きました。コロナ前を思わせるような「外人闊歩」人人人でした(まだ、コロナ前には至っていないようですが)

 昔と違い「背中を見て教育」的な「相手任せ」では通用しない時代だということを自覚しなくてはなりません。私は昔から飲食業界は「女尊男卑」を痛感していました。時給も女性の方が高額でした・・・女性は化粧や着付けで余分に費やす・・・男性は力仕事が中心で、お客様への笑顔は女性が有利?・・・的社会でしたから、今では求められないような「待遇」?が通っていました。また「パートさんが多かった業界でもありました」そんなこんなで時代は過ぎ現状になっています「平等に教育」してゆかなくてはなりません。

 姿勢や発声は第一歩ですが、店によっての差はありますが「接遇距離感」も重要なポイントになってきています。料理の提供が第一ではありますが、店の雰囲気や、時間空間の過ごされ方によって差が出てきます。当然顧客単価にもよるでしょうけれど・・・それらを「手抜きしないで」「きちんと」「合った教育」をしてゆくことが重要です。コロナ前のように「手不足」が最大要因のときに戻って「追っかけ接客」ではダメですね。トップの意思が大事なのです。