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第114回 「今津久雄的こころ」     令和 3年12月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 過去には沢山の従業員の方々と、日々接客対応してきました。私の大先輩の女将さんの言葉・・・最初は「おあいそう」の意味が分からず、お客様に言われるたびに「笑いました」でもお客様は又「おあいそう」と言われ、更に笑い、これだけ笑ってもまだ足りない?と思ったそうです「お勘定」だと知ったときは恥ずかしくて恥ずかしくて・・・数年後にはその店一店で十数億の売上を誇る店になりました。

 私の失敗談・・・東京でお新香の「上新香」が分からず(関西ではその頃無かった?)閉店後居酒屋に行きました「上新香一つ!」出てきました・・・何やら悔しくて、自分の店で「香の物」という言い方で新メニューにした記憶があります・・・(余談、単品漬物を「上新香」丼ものなどに付いているのが「付け新(香)」と言ったのですね)

 何年か後に「ほうれんそう」が大事ですよ~~と色々な方から聞くようになりました「報告・連絡・相談」(ほう・れん・そう)皆様もご存じだと思いますが・・・こういう性格ですからまた・・・「ほうれんそう」より「かくれんぼう」と吹聴しました・・・日々の実感からでした「確認・連絡・報告」です。沢山の部下と接していて感じたことに、報告・連絡はわかるけど「相談」より「確認」だ!だったわけです。相談より「上司が結果や成果を確認する」ことが大事だ!常に上から目線的発想では無く「上司から部下に対し作業・仕事の確認」が必要だと感じたからでした・・・辞めて行く部下の批判・・・より「なぜ辞めるのか、上司先輩に否は無かったか?!・・・を視点にしなくてはならないのでは?いくら入社のご縁が合っても定着化しないのは「すぐ上の先輩に重要原因がある」を実感したからでした・・・種々待遇改善しても、日常働く「すぐ上の先輩」との「対応時間が最も影響」するのですから・・・数多くの失敗からの一つです。色々な研修や教育に着手しだしてまもなくの実感でした。新入社員研修をしても、職場に復帰したときに新入社員は研修通り行動しようとしても、未研修の先輩や、アルバイト・パートの先輩諸氏に「冷やかされ」「チャカされ?」なかなか「実践効果が上がりませんでした」なぜ???から得て「二年生社員」「三年生」「役職者」「パート」とクラスを増やして教育・研修を重ねました。徐々に浸透して行き始めました。バイト研修は流石にできませんでしたが、周囲の影響を受け始め、バイトも変化し始めました。又、年二回「巨耳の会」と称し、パート社員の質問に答えるようにもしました・・・(以下次号)