57の会 FAX通信 vol.158 2021年9月20日 (株)コミュニケーションオフィス57 代表取締役 今津久雄
自省を込めて・・・老婆心
前職時代「3本足経営」と言って「カニ」だけにとどまるのは危険だ!と、色々なことを行いました(関東地区)無論失敗も経験しました。物事が安定するためには「3本足」(三脚)が良いと思ったからです。カニだけでは資源枯渇になったときにはどうするのか?ということが最も不安でした。そのころ、樺太近海は放射能?により奇形のカニが目立っていたこともあります。南米のペルー、チリ沖合からのカニも見本に取り寄せたこともありました。あまりにも高額・・・結果は別として「カニ専業では不安」という考え方からでした=一本目、かに料理。
殆どが自社物件営業でしたが、関東地区はテナント営業が殆どでした・・・そのため、社員寮は数棟のビルを自社所有していました。業績に影響が出た時のための物件所有です=2本目、不動産。
万年手不足の業界、人材確保のための苦労は計り知れませんでした。社内学校を作り、教育会社も設立、更に通信制の高等学校の経営まで=3本目、教育事業。
そして、カニ料理から「飲食業も3本に」と、ふぐ・生簀料理・しゃぶしゃぶ・肉料理へと拡大していきました。ふぐ免許取得者も十数名になりました(社内学校で受験、取得)カニ料理は冬場がシーズンと、夏用の店を・・・と、他に天ぷら専門店・デパートでの寿司販売・弁当配達・販売店更に、花販売、眼鏡店、喫茶店、配送事業・・・等々考察、実験店舗を営業。無論、関東地区だけのことではありましたが・・・残念ながら、私の力及ばず今は全て残ってはいません。
私が独立、脳梗塞後、兄も脳梗塞。入院中の病床で「カニはかに屋だ!」と言っていたのを思い出します。私への当てつけ?はわかりますが、どうして「社員・会社の先々を見据えた考え方ができなかったのかな・・・」と、私ごときの能力より、会社を挙げて取り組めば、もっと「飲食の2本目3本目の柱」間違いなく築けたと思うのですが・・・気候変動、資源問題、フードテック・・・コロナ後問題山積ではないでしょうか・・・兄亡き後、直営に等しかったカニ仕入れ会社も手放してしまう事態に陥りました(無論、それなりの理由はあったとは思いますが)・・・心無き会社・・・とならないことを祈るばかりです。 「脚下照顧!」足元見直してほしいものです・・・
追伸・・・
北朝鮮、金正恩氏・・・数年前と全く変わりましたね。巷でも「影武者」ではないか?とか言われていますね。10数名の影武者がいるとか?だから声を聞かせないのだ?とか・・・昔の日本では、影武者は鼻の穴を見せない。耳の形が似ている・・・とかで決めたそうです?実質の仕事は「側近が行い」冠の効果で存在を誇示した・・・今の大会社も影武者では無いにせよ、お飾りトップは存在するのでしょうね。創業者は別にしても「継承者の苦労」も計り知れないとは思いますが「一人で抱え込まずに」「周囲を信じて」「社員の為に」「共に経営して欲しい」ものですね・・・
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- 9月, 25, 2021
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