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第109回 「今津久雄的こころ」     令和 3年7月10日                  外食経営塾塾長  今津久雄  

 オリンピックまもなく!人生で2回も自国で開催されるとは・・・1回目は中学2年。今回は71歳です。本来今頃は、国を上げて盛り上がっていなくてはならない時期ですが・・・コロナが原因なのは誰もが十分承知はしていますが、今の政策に「殆どの人が不満・不信を抱いているのではないでしょうか!」なぜでしょうか・・・?

そこで貴方に!「経営トップは、常に批判と、責任追求の的」であるということを自覚実感してほしく思います!例え原因が、万国共通の敵「コロナ」であっても「貴方の企業業績は、貴方にのしかかってくる!」のです。この反応には大きく「3つの方向」に分かれるのです「前向き努力」「廃業」「責任放棄」の3つです。

「前向き努力」・・・当然ですが、自助努力、社員の力結束で、明日への方向性を見つけ出し、邁進する(結果は別ですが)

「廃業」・・・これは、諸々判断しての結果では有りましょうが、利のある内に、撤収・売却等でしょうね。

そして意外に多い「責任放棄」・・・自分では限界。さようなら的なことでしょうね(方法は色々)これは創業者の方々は意外に少ないのですが、親や他の事情で受け継いだ方に多く見られる現象なのです(3代目は・・・??と、言われる現象でしょうか?・・・創業者はがむしゃら!二代目は、創業苦労を見ては居る。3代目は落ち着いてから引き継ぐから、苦労知らず・・・と。徳川幕府が300年続いたのは「3代目家光が立派だったから」と言われているのはその所以。後世に「レールを敷いたから」ということでしょうか・・・

 「2:98」という法則の話を良くします。自分でレールを敷くのは2%、他の98%は、人の敷いたレール上で動く・・・ということです。良し悪しは別です「個性」を知ることです!98%タイプで事業継承した場合は・・・「自分で何とかしよう!」の表現に「部下・幹部・周囲の意見・行動」を結束させる方向性を探るべきところを「自分の力で!」となってしまいがち、空回り、現状未把握・・・に陥りやすくなります。飲食業は「正解は無数」にあるのですから「思慮・行動一致」が大事なのですから「過去を否定」「利益第一」的な行為を全面に打ち出しても「一致団結」出来ない場合も多くあります。無論「改善点模索」「方向転換」等々は重要な手腕だとは思います。そして「万が一のときの責任の取り方」否「姿勢」が最も必要です!

 今の政府に「責任全う者」居るように感じますか?