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第47回 社員の辞めない教育・研修

2016・4・10

                 外食経営塾塾長  今津久雄

「経営者 目線「新入社員」編 1」

 昨日の、セブン&アイホールディングスの鈴木敏文氏の退任劇には驚きました・・・83歳、創業経営者、賛否色々でしょうけれど・・・5月26日外食経営塾で横川竟様にもお聞きしたいですね!

 さ、同様・・・インバウンド景気にも陰り?偏りが?見え隠れし始めているようです・・・飲食業界の「経営者側の思考変化」の表れでもあります。常連顧客離れ、本来の「飲食業のかかわり方」等々からでしょうね。お金に印はついていないとは言いながら「これで良いのか?」的感想を持ち始められたのでは?と。

 新入社員の季節で、採用苦労が例年以上の苦労・・・給与「上昇率が大手を上回った」飲食業界!でも、採用苦難!「手先のことだけでは何の改善もされない」実感を強く強く持ち「自社貢献度」を考えなくてはならないと思います。前職時代いろいろ苦労の結果「辞めない会社」とか言われましたが、昨今の業界ニュースでは「入社式に保護者参加」なんて揶揄?されていますが、私はその頃から「保護者参加」は当たり前で「保護者会」「母校の先生参加の定着指導会」部活動奨励等「やむに已まれず」開催。新入社員も、仕事だけでは「飽きや能力差」が出る・・・仕事(作業)だけがすべての評価ではない・・・と、仕事以外の個性発揮「パフォーマンス大会」(新入社員の学芸会)定期的に人間教育研修(作業研修だけにとどまらない)を実施しました・・・結果はどうあれ、個々人の成長を求めました「仕事(作業)だけ人間ではなく、人間力・社会対応力向上」を目指したつもりでした。つまり、慣れや適性だけで飲食業の仕事を判断しないように努めました・・・早い、手際良い人ばかりではなく、おっとり・ゆっくりと接遇する方がお客様に好かれ・喜ばれたりすることも多分にあるのです・・・こなす能力・じっくりする能力・開発研究する能力。攻める能力・守る能力・・・いずれも大事なことなのですね。同じ型、統一化しないようにしなくては「宝の持ち腐れ」になることを「貴方が感じなくてはなりません」

 今でこそ「教育研修」とか言いますが、当時創業者の父に「社員教育は、手不足が最善策」と私の仕方を揶揄されたことを今でも思い出します・・・時代と共に変化変遷はあるとしても「創業経営者魂」は大きく変わらないように思います。あなたも創業時を思い出して、来る人有縁の人皆「戦力」「重要人材」と感じませんでしたか?