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第46回 社員の辞めない教育・研修

2016・3・10

外食経営塾塾長  今津久雄

「中途退職者 目線 5」

採用にはいろいろな工夫と、努力が必要なことはご存知の通りですね。又、折角採用できたのに、退職・・・今や、新卒の30%が3ヶ月で退職とか・・・これでは企業の将来不安蓄積ですね。

昨年「2015年は歴史的な年」になることは明確です(もっともその「歴史的」と後世で言われる時にはもうこの世に居ませんが)

それは「日本人口が減少に転じた年」だからです・・・つまり「亡国への第一歩」「多民族化へスタートした年」と言われることの始まりの年ということです。2015年10月1日現在人口1億2711万47人(外国人含む)10年前の調査より94万7千人減じたのです。日本国勢調査で初めての人口減です。

日本は比較的単一民俗(大和民族)国家ですが、それも昨今の事情の通り色々な国の方々と結婚や共生、就労、多民族化が始まる・・・ということです。(フランス・スペイン・イギリス等々は、永い歴史の中で当然多民族化)歴史の浅いアメリカは20数か国の多民族国家。中国はもともと漢民族を中心に55の民族国家とか。

貴方は多民族化や「多国籍化傾向」を理解して採用雇用、教育研修をしなくてはならなくなっています!宗教、習慣や考え方の違いを乗り越えての対応が必要になってきています。歴史の長い店、和風の店等には正直「違和感を感じずにいられませんが」多店舗化するにはそれを乗り越えなくては存続が(雇用面)厳しくなっていることを理解しなくてはなりません。「私は世界の縮図はラスベガス」と言って3年ごとには訪問していましたが、今は手近に「秋葉原」を見てはいかがでしょうか・・・大箱の店舗はありませんが、業種・業態・人種的には多種多様です・・・何かヒントが?

いつも申しますが、そんな中「中途退職者の目線」を意識するときでもありますよ!と・・・少なくとも「あなたの会社を経験」していて「何らかの不満や不安?から退職」された方ですから「理由も原因も体験者」最も近いモニターなのです!何とか生かす工夫をしてください。退職者の多くは「合う合わない」「人間関係」が大きな要因です。環境や職場変更で「改善されることは多い」のですが「心情的に対応しない」ことが多くあります。システムとして「環境変化をしやすく」「感情的対応を避ける」「心情把握」等々工夫をしてほしいものです。折角のご縁「人財」に育ててほしいですね。