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57の会 FAX通信 vol.90 歴史が今を構築・・・

前職から独立のときに、ある有名経営者に「これから新たな人脈創るのは大変だよ」ということを言われました。まさしくその通りでした。今のご縁も前職(退職者)がらみも多くあり、35年間仕事と遊び?に没頭したこの期間を今から新しく・・・とはなかなかできることではありません。まだ、私の場合は剣道というもう一つの顔でのお付き合いやご指導、ご縁にも助けられていますが・・・過日申したと思いますが「今が最高齢」と感じるか「明日からを考えると、今が一番若い!」と感じるかで大きく異なるそうです。さ、貴方はどう考えますか!

当社のような小さな規模の企業での最も大事なことは「キャッシュフロー」ではないでしょうか?前職の場合は1店数億円の投資で開店、何年かで回収を・・・と、机上の計算が成り立てば開店できました。しかし今は残念ながら全く「融資」に前向きな銀行もなく、リスクゼロからでないと自己資金だけでは立ち行きません・・・つまり、皆さんの企業も「歴史に支えられている」のですね。今から始めよう・・・とされている会員諸氏は「57の会」には少ないと思います。主宰塾「外食経営塾」では20代で10店舗近くを開店、融資交渉も自ら・・・という「エッジの効いた若き経営者」が大勢居ます。飲食業は「入りやすく出やすい」業態ですからでしょうけれど。また「銀行役員でも独立しても銀行は開業できないけど、飲食業は独立開業できるよ」とはまた別の有名経営者談。

今を「最高齢とみるか、第一歩」と見るか・・・自分次第ですが、大きな差になりますね。また、すべてが成功するわけでもありませんし・・・自分自身の中で「得意技は何か!」を見誤ったらすべてがうまくゆかないでしょう。過去の経験から自分自身の「生きてきた証」をもとに商いに取り組みましょう。「ハイリターン・ハイリスク」より「ローリターン・ローリスク」から始めるべきなのでしょうね・・・つまり「隙間産業に目を!」ということでしょうか?大手が手を出さない「コツコツ勝つコツ」事業ですね・・・

追伸・・・

 様々な事業展開があるわけですが、飲食業は設備産業・・・投資資金が必要になります。そのため新規開店は銀行が前向きにならない・・・という現実があります。事業計画書の「信憑性」の問題なのでしょうね。そんな中如何に「投資を少なく開業」するかを考えなくてはなりません。また別に「投資不要の事業」を検討するか・・・ですね。当然なことですが、案外それを見落としているかも?ですね・・・