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第41回 社員の辞めない教育・研修

2015・10・10

外食経営塾塾長  今津久雄

「新入社員目線 10」

とりあえず、新入社員最終稿にしましょう!

新入社員も半年を経ると個々人の差が大きく出ることは以前から申していますが、大切なのは「その差をどう扱うか」は会社側の姿勢によります。つまり「生かすも殺すも会社側次第」ということです。今月末に大阪のファベックス関西で「辞めさせない環境づくり」と題して講演します。採用も重要ですが折角のご縁の「社員の定着性」がもっと重要です!その自覚無き経営者や教育担当者が多い「わかってくれない」「何もできない」「理解しようとしない」的発想で・・・飲食業は「上司から目線」と「顧客目線」に大きな差があることが多いですね。社内的には欠落部分も大きいけれどお客様の受けは結構良い・・・的な社員です。無論社内評価は大事ではありますが「うまく活躍させる工夫」も必要なのです。つまり「新入社員・一派ひとからげ」的発想を捨てましょう!ということです。

角度を変えて申しましょう(実は講演の目玉発言にしようと思っています)「退職者ネットワークの活用」です。定年退職者はもちろんですが、今は「中途退職者ネットワーク」です。経営者のあなた、中途退職者は多くが「悪印象」に近いと思います。上司や同僚等とうまくゆかないことが多い人物・・・確かにそうでしょうけれど「それがすべてか?」と考えてください。他の上司や同僚ならうまくゆくケースもあるかも?です。あなたも「個性豊か」だったはず、前職時代すべての人とうまくゆきましたか?そして今日があるのは「良き出会いや仲間」の存在です・・・つまり「中途退職者すべてが悪い」と考えずに「合う合わない」と考えてください。「中途退職者ネットワークの構築」です。せっかくのご縁が何かの理由でだめにはなっても「一度は入社経験者」あなたの会社をすでに理解している人・・・なのですから、まったく無縁にするより「生かせそうな配置転換や、職種、人的組織」に当てはめる工夫をした方が良いのではないでしょうか?特に新入社員の目線は「浅いけど新鮮」であることは大きなことですよ!あなたの側近にその目線や意識はありませんよ!すべてを肯定してゆくことが良いかどうかは別ですが「一部分でもいいところがあれば、それを生かす工夫」をした方が従業員・会社の層は厚くなるのではないでしょうか・・・その中のホンの一握りがあなたの側近中の側近になるのですよ!