第33回 社員の辞めない教育・研修
第33回 社員の辞めない教育・研修 2015・2・10
外食経営塾塾長 今津久雄
「新入社員目線 3」
先月述べました・・・新人教育と「慣れた人の教育は違う」ことを。しかし、以外にも「それが行われていない」ことを経営者は知らなくてはならないのです。「経験者目線」を「除外」しなくてはならないことを!
さ、具体策・・・教育担当者に「2年生レベルの新人に近い人」をアシスタントにつけるだけでかなり違ってきます。その2年生に何かをさせるのではなく「通訳」させることで、担当者は理解度や浸透度を把握しやすくなるのです。(ただ手足だけに使っては効果薄)例えば、研修カ後「どうだった?理解できたかな?」的に・・・すべてが正しい判断が返ってくるとは思えなくても「同種の意見」は聞き取れます。今、大手企業が「社員寮」「社員旅行」の復活傾向にあります。知識能力の開発や把握の為ではなく「コミュニケーション能力の教育」としてです。無論一昔前とは形を変えて。寮監・寮長から「先輩社員」社員食堂から「コミュニケーションルーム」いわゆるシェアハウス的にですね。社員旅行も会社単位でなく「少数・グループ型」「自己計画型」に変えてです・・・つまり以前は「家庭」「学校」(高校まで)で行っていたことを、今は「会社で行う」ようになっていることを「把握」してください。良否を言っているのではありません。「そういう時代」だということを把握してほしいと言っているのです。その点、外食時業界は幾分「入りやすい」業界ではありますが・・・
新人研修も、できれば「高卒」「専門校卒」「大卒」別に実施が効果発揮しやすいですね。学歴ではなく、年齢差で吸収力に差が出ます。さらに「バイト経験者」も別枠研修が良いと思います。(実際は難しいかもしれませんが、部分的に別研修なら比較的実施しやすいはずです。是非工夫をしてください。どういうところを区別する必要があるかというと「モチベーションアップ」「吸収力」「安心感」が研修では重要ですから「概略的・会社概要・経営方針」等は集合的でもいいでしょうね。「基本動作」「用語」「姿勢服装」的なことも同様でしょう。職域にもよりますが「具体的作業・動作」に差をつけないとならないでしょう。18歳と22歳、経験者・未経験者とでは「理解力」「経験技量」に差が出てきますから。目的は「企業の発展」と「個人の能力発揮」ですから・・・
- Posted by Co57
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- 2月, 24, 2015
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