第32回 社員の辞めない教育・研修
第32回 社員の辞めない教育・研修 2015・1・10
外食経営塾塾長 今津久雄
「新入社員目線 2」
間もなく、新入社員が入ってきますね。社長や先輩上司のスピーチで多いのが「新入社員のみなさん、わからないことは何でも聞いてください」「わからないままにしないでください」と得意げに話す人が多く居ます。このスピーチ何点くらいだと思いますか?少なくとも不合格点・・・最悪に近い点数だと感じてくださいね。よく考えてください、貴方は「わからないことをどうして聞けますか?」不安なことやどちらかな?的なことは聞けますが「わからないこと」って聞けないのですよ。別の言い方しますと「外国語を知らないのに聞けない」のと同じなんです。単語でも知ってる言葉をつなぎ合わせて文法無視でも何度も話すと通じることもありますが「業界用語」を連発されたり「経験者目線」で話されても、新人は全く理解できないし、質問もできないのです(先月述べました、バイト経験者は単語を少し知ってる人達なのです)
上司先輩が新入社員に合わせること!を徹底しないと、教育研修が無駄になります。業界用語や「見て慣れなさい」的な指導方法では「不安」が募り「不満」となり、最後は「不信」感を抱き退職へとなります。甘やかせや、レベルが低いとか忍耐力がないとかいうことではないのです「担当者のレベルが低い」のです。知ってることや決め事(自社の)ばかりを押し付けようとする言葉や態度の人が多く居るのです・・・いかなる時も「お客様に迷惑をかけてはいけないのです」から、新入社員であろうとベテランであろうと「同様の味と接客」を提供しなくてはなりません。具体的な手法として「新入社員と先輩社員のマニュアルを別物」にすることが必要です。時を経て先輩マニュアルを学べばいいのです。つまり、動作や立居振舞も「新入社員と先輩とを別にするのです」初級レベルの動き方、話し方、答え方・・・習得しやすい形から指導するのです。
まず、会社になれる前に社会に慣れさせ、共同生活、気遣い配慮を身につけるを「体感」させるところからなのですから・・・それを無視して一方的に「慣れろ」「理解しろ」「早く早く」・・・的にし、いきなり高レベルを求めることが多くあるように思います。貴重な新入社員、きちんと磨いて輝かせなくてはならないのですから・・・いきなり輝きを求める貴方が間違っていますよ!そうじゃない!とは言われるでしょうけれど・・・ 具体的手法は・・・?
- Posted by
Co57
- Posted in コラム
1月, 23, 2015
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